【福島の今】風評被害の理不尽な事実 2019年10月

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今回はちょっとまじめなお話です。

オートキャンプ世界大会で福島の現状のお話を色々伺ってきたので、その時のことを書きたいと思います。

ふくしまの今を語る人

福島は安全で、農作物も安心して食べれることを一人でも多くの方に知ってもらいたい。

そんな思いで講演をしていらっしゃる方々のお話をお聞きする機会がありました。

原発前の福島、原発後の福島、その後の風評被害とそれに立ち向かう農家の方々。

オートキャンプ世界大会ではいろんな国と地域からたくさんの方が来られており、すぐに英語に翻訳され、質疑応答という形でみなさんからの疑問や質問にお答えするという形で行われました。

海外の一部地域では今もなお福島県産の輸入を規制しているところもあるといいます。

そんな国から来られた方が、母国へ帰って福島は安全であるということを伝えて欲しい、そんな思いでお話をされていました。

安全なお米を作るために色々な対策を施されていること、全量全袋検査をしていること。

農家の方々の並々ならぬ苦労と努力にも関わらず、いまだ風評被害に苦しんでいることを知って胸が痛みました。

私自身は福島県産に対して何の不安も抱いていませんでしたし、これまでもいろんな地域を訪れ、その土地土地で採れた新鮮で美味しい食材を使って料理を作り、地酒を頂くということをしてきましたから、当然今回も道の駅で福島県産の食材を購入し、当たり前の様に作ってむぎと一緒にキャンプ場で食べました。

世の中には今もなお、福島県産の農作物に対して懸念を抱いている人がいるのだと知り、現状は厳しいのだと思ったのです。

今回動画を編集するにあたり、ネットで色々調べていたら、思わぬ事実を知ることになりました。

それは、お米に関してですが、福島県産を気にしないと答えた消費者は8割近くにもいるのに対し、流通業者の7割が福島県産を避けると答えたそうなのです。

参考サイト

問題なのは全量全袋検査のことなど、米の検査体制について正確なことを知っている人は2割に満たないこと、そして流通業者の7割が福島県産を避けているという事実です。

まずは自分が福島県産のお米を食べよう。

ちょうどこのタイミングでお米を切らした私は、早速スーパーへ福島県産のお米を買い求めたのですが、売られていません。

生協のチラシにもいろんな地域のお米が載っているにも関わらず、福島県産のお米は載っていませんでした。

もともと私はお米屋さんから直接購入、配達をしてもらっていたということもあり、早速電話で注文してみたのですが、福島県産のお米の扱いはないと言われたのです。

今までこだわって購入していたお米は産地や銘柄ではなく、無農薬有機栽培であることだったのですが、お米専門店にすら福島県産のお米がないことを知って愕然としました。

もちろんインターネット上であれば福島県産のお米を購入することはできます。

ですが送料がかかること、送料をかからなくするためにはたくさん購入しなければならないことなどを考えると、正直言って現実的ではありません。

送料分でお米2kgが買えるんです。

当然売れなければ在庫として抱えなくてはならなくなるのですから、流通業者が福島県産を懸念する気持ちも分かります。

ですが、消費者の8割近くが福島県産でも気にせず購入すると答えているのですから、その事実を知ってもらい、風評被害が1日も早くなくなることを願うばかりです。

映画 ハッピーアイランド

大会では福島を舞台にした映画「ハッピーアイランド」が上映されました。

原発後も風評被害に負けることなくたくましく農業を営んだ人たちの人間ドラマで、福島県出身の監督自身のおじいさんの姿を元に描かれた映画です。

映画の撮影は2015年ですが、それから4年経った今もなお風評被害は続き、現状は変わっていません。

私たちにできることは何か、考えさせられました。

もしこれらの事実を知らない方がいらっしゃいましたら、ちょっと意識して福島県産の農作物を購入するなどしていただければ、農家の方々も喜ばれると思います。

最後に

ちなみに上映会は2日目の夜で、こちらも本当は星空の下で上映される予定でしたが雨で屋内となり、むぎは参加できませんでした。

結局オートキャンプ世界大会ではむぎさんは何一つ参加することはできませんでした。

お天気ばかりは仕方ありません。

本当はもう1日あったのですが、流石に退屈なむぎさんのため最終日は会場を後にしました。

次回は山登りが好きなむぎのためにトレッキングに出掛けた時の動画になります。

次回もお楽しみに^^

今回の詳しい内容の動画はこちら↓↓↓

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