【北山川ダウンリバー】ホームステイ&庭先で手作り料理

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こんばんわ!

台風被害も少なからず受けましたが、めげずにアウトドアを楽しんでいるNaoです^^

今回は和歌山県、三重県、奈良県を流れる熊野川水系の川である「北山川」をカヤックで下って来ました♪

その時の様子を綴って見たいと思います。

北山川を下ることになったワケ

北山川は「瀞峡」が有名な川で、5月〜9月までは筏下りやラフティング、ウォータージェット船などで奇岩を見学するのに訪れる観光客がとても多いです。

その昔、この地方では切り出された木材を筏に乗せて河口まで運んでいたのですが、その筏を再現したのが “北山川観光筏下り” です。

全国でも筏に乗って川下りが楽しめるのはここだけなのだとか。

筏下りの時間帯に合わせて毎日ダムを放流しているので豪快な川下りが楽しめるため、全国からカヤッカーもたくさん訪れます。

それなりの技術が求められる川なので、上達したらいつか下って見たいと夢を抱いていました。

そんな北山川をまだ静水でもロールがままならないのに下ることになってしまったのです!

遡ること1週間前。

久しぶりに奈良吉野川をダウンリバーして、夜はBBQを楽しんでいた時のことです。

奈良吉野川をアテンドしてくださったマーボーさんが突然、

「来週、北山川ダウンリバーがあるよ。行って来たら?」

「いやいや、私にはまだ無理ですって(汗)」

「いや、行けるって」

奈良吉野川で沈しなかったので、行けるだろうというのです。

いや、川のレベルが全然違いますからね(汗)

しかも奈良吉野川は久しぶりとはいえ、私のホームグラウンド。

幾度となく下って来ました。

なんども「まだ早い、無理ですって」(汗)

と言ったのですが、そこに来ていたマーボーさんの川仲間でカヤック歴20年以上のベテラン、松田さんが「万が一の時はレスキューするよ」と言い、

「松田さんがいれば安心や」とマーボーさんもいうので

「それなら・・・」となってしまったのでした。

まあ、単純に下りたいという好奇心に負けたんですけどね^^:

だけどこの翌日、シャワークライミングでご一緒した方から

「仲間が指を骨折した」とか

「私も肋骨を折った」とか

はたまた「鼓膜が破けた」などという人まで現れ、焦る焦る(大汗)

緊張のあまり、寝不足になったのはいうまでもありません。。。

迎えた北山川ダウンリバー

北山川はウチから車で160キロほどと比較的近いのですが、下道が長いため4時間近くかかりました_:(´ཀ`」 ∠):

しかも160キロの内100キロはクネクネ山道!

到着するまでに疲弊したのは言うまでもありません。゚(゚´Д`゚)゚。

そして戦々恐々として迎えた北山川ダウンリバー。

1日目は4人で下りました。

みなさんベテランの方達なので、何かあった時は助けてもらえるという安心感はありましたが、波のパワーが強いので沈脱は危険を伴う、とのこと。

ロールができないので「沈しないように下ろう!」と気合いを入れて挑んだのですが。。。

結果は「沈しまくり」でした(チーン)

並みのパワーは凄まじく、脱艇した自分の艇による頭部への打撃、岩への激突、ひっくり返った際に川底で頭部を激しく強打するなど痛い目に(ヘルメットをしているので怪我はありませんでした)

なるほど、打ち所が悪かったら骨折したり顔面流血になるワケだ、、、とかなり焦りました。

また波を何度もかぶって息ができなかったり、水を飲んでゲホゲホになったり、そりぁ〜もう恐怖体験のオンパレード。

で、なんども沈脱を繰り返すうちに、ゲホゲホしない方法や自分の艇にやられない方法などを身につけ、最終的にはセルフレスキュー(人の助けを借りずに自力で岸に上がる)が出来るまでになったのでした・・・

夜は初対面の方のお宅にホームステイ

その日の夜は車中泊&車でご飯を作るつもりでいましたが、翌日一緒に下ることになっている方の家が川の近くにあり、そこに泊めていただけるということなのでお邪魔して来ました。

その方は9月で70歳になるという上垣内(かみがいと)さん。

ここの家は生家で、普段は大阪に住んでおられて、今は別荘のような形で時々この家に来るのだとか。

家の庭には大きなお手製のテーブルがあって、日中はお孫さんと一緒にそうめん流しをしたりして楽しんでおられるそうで、素敵な環境にすっかり魅了されたのでした。

この日は車でご飯を作るつもりでいたので、なるべく火を使わなくても作れる「水でほぐすだけのそうめん」に冷やし中華の具をトッピング。

卵だけ焼いてあとはカットするのみという、ズボラな私の得意技を遺憾無く発揮した手料理を皆さんにも振舞って、持ち寄り形式の宴を楽しみました。

寝るのも畳の部屋に車から寝袋と枕を持参し、ついでにエアコンがないというので扇風機まで持って来て、電気泥棒よろしく携帯の充電までさせてもらいながら、無料で快適に眠ることができたのでした。

翌朝はロールパンに昨夜の残りの具材を挟んだパンを食べ、ついでにランチも作りました。

ちなみにこの周辺にはスーパーがないとの情報を事前に仕入れていたので、食材は家の近所のスーパーで購入して冷蔵庫に入れて持って行きました。

冷蔵庫もサブバッテリーで長時間は持たないと思ったので、道中は車のシガライターから電源をとり、停車中は事前に冷凍庫で凍らせておいたペットボトルの氷を入れ、バッテリーは一切使わずにどこまで冷やせるかを実験して見た結果、翌朝も庫内はひんやりしていました。

これを機に冷蔵庫は「シガライター+ペットボトルの氷」となったのはいうまでもありません。

バッテリーはすぐに充電できないので、もしもの時のために出来るだけ温存しておきたいですからね。

2日目の北山川ダウンリバー

迎えた2日目のダウンリバーは各方面から人が集まり(北は関東から)20人以上の大所帯で下ることになりました。

しかもいろんなタイプのカヤックや見たこともないようなカヌーたち。

同じところを下るのだから2日目はもっとうまく下れるだろう。

そんな野望も虚しく、1日目は沈せず下れたところすら沈するという、なんとも散々な結果に。。。

でも大勢で下るのはやっぱり楽しいし、2回目ということもあって精神的に余裕ができて、2日目は景色を眺める余裕もできました。

また大きな浮力のある艇で来られる方がいらっしゃるというので「ドローン」を積んでもらい、念願の空撮にもチャレンジ!

ベテラン勢の上手な瀬遊びや綺麗な瀞峡を収めることに成功しました♪

その時の映像はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓

最後に

下って見て思ったのは、やっぱり自分のレベルより上のレベルにチャレンジするのってワクワクしてめっちゃ楽しい!ということ。

ですがやはり流水でのロールが出来るようになってから行かないと危険だし、何より皆さんがせっかく瀬遊びしたいところを、私の沈脱のせいで諦めてもらわないといけなくなる場合もあるので、やっぱり上達してから行かないといけないなぁと思ったのでした。

また今回は腕に擦り傷程度で済みましたが、怪我なんてその時の「運」ですからね^^;

大怪我でもしたらトラウマになってもう2度と下れなくなるタイプなので、その辺りは十分に気をつけつつ、これからもレベルアップを図っていこうと思います^^

 

 

 

 

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