【雪道装備】経験者が語る雪道走行で車載しておきたいアイテム13選

スポンサーリンク

雪道を運転するようになったのはステップワゴンに乗るようになって暫くしてからでした。

それまでは怖いと思ってずっと避けてきたのです。

それでも冬になれば突然雪に見舞われ、やむなく運転せざるを得ない状況に陥ることもあります。

練習しよう!

そう思って雪道運転の経験がある友人に横に乗ってもらい、練習しました。

それから年に数回は1人で信州辺りまで行くようになりました。

特に去年はよく走りました。

お陰でそれまで経験したことのない恐怖体験もたくさんしました。

そこで知った必要装備の数々。

今回は、そんな私が経験から必要と感じた、雪道走行に車載しておきたいアイテムをご紹介することにしました。

知っていれば、持っていれば怖い思いをしなくて済んだのに、修理代がかからなくて済んだのに、と思うものや、あると便利なもの、安心できるものなどです。

雪国に住んでいる方なら当然の装備なのかも知れませんが、雪の降らない地域に住んでいるとその当然を知らなくてビックリなのです。

まだ雪道を運転したことがない方や、経験が少ない方がこれから雪国に行くという時の参考になればと思います。

私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです^^

車載しておくべきアイテム7

まず初めにスタッドレスタイヤは装着している前提です。

ノーマルタイヤでの雪道走行は違反です。

必ずスタッドレスタイヤを装着して下さい。

1タイヤチェーン

免許をとって初めての冬、普段雪の降らない私の済む地域に雪が降り積もりました。

いつもと同じように運転をしていたら、スリップして電柱に激突。

スタッドレスをつけたフルタイム四駆の軽自動車です。

雪道の知識がない上に運転技術も未熟だったせいもありますが、四駆でスタッドレスだから大丈夫との過信もあったと思います。

当然雪道や悪路を走るのは四駆の方が性能は上ですが、運転技術の方が重要だと感じました。

運転技術は経験を積むしかありませんが、雪道では何が起こるか分からないので本当に怖いです。

あらゆる想定をして備えておくことで、ある程度のトラブルは自分で対処できるのではないかと思っています。

その中でも重要だと思うのはタイヤチェーン。

四駆でも滑る時は滑るしスタックする時はスタックするので、雪道を走る予定がある場合は車載しておくと安心です。

金属タイプ、非金属タイプ、布タイプと色々あるようですが、私は金属タイプしか使ったことがないので他の性能は申し訳ありませんが分かりません。

金属タイプも梯子型、亀甲型とあり、亀甲型しか使ったことがありませんが、金属タイプの亀甲型で困ったことはありません。

2スノーブラシ(スクレーパー付き)

Ewin 伸縮式 スノーブラシ 除雪ブラシ 除氷 70~88cm伸縮可能 自動車/トラック/自電車/お宅/窓など雪下ろし 霜取り 雪対策 軽量 1年メーカー保証
Ewin

車中泊はもちろんのこと、雪山で滑って車に戻ると車に雪が積もっていることはよくあります。

フロントガラスの雪を取るのはもちろん、屋根やボンネットに積もった雪は下ろさないと、運転中に雪の塊が落ちてきて危険です。

ブラシで落とせる場合もあれば、凍って簡単には取れないこともあります。

急いでいる場合はスクレーパーで取ることもありますが、ガラスが傷つく可能性があります。

フロントガラスが凍った場合はエンジンをかけて、暖房とデフロスターをオンにして溶かすのが一番良いようです。

私はヘッドライトが凍った時にスクレーパーを使いました。

あとでご紹介する解氷スプレーと解氷ウォッシャー液があればスクレーパーはなくても良いかも知れません(状況による)

3ショベル(シャベル・スコップ)

スキー場で一泊して朝起きたら、車が雪で埋まっていたことがありました。

一晩で30cmくらい積もることは雪国ではよくあることです。

そんな時に必要になってくるのがショベル(シャベル・スコップ)です。

車の周りの雪かきをしないと脱出できません。

私が使っているショベルはBC用のものです。

雪がかければどんなタイプのものでも良いと思いますが、大きめのものを選んでおくと雪かきが楽です。

ところで東日本ではスコップ、西日本ではシャベルとかショベルと言うのが一般的だそうです。

面白いですね^^

4 長靴

スニーカーだと雪がしみてきて足が冷たくなるので、長靴は必須です。

雨の日はもちろん、ぬかるんだ場所や洗車にも使えるので私は常に車載しています。

ちなみに長靴とは別に雪の降る地域によく履いていくスノーブーツも持っています。

街中にいく時に長靴を履いて歩くのは恥ずかしいので、こういうのも一つ持っておくといいですね^^

5ゴム手袋

タイヤチェーンをつける時、スノーブラシやショベルで雪を降ろす時などに吹雪いていたら、防水用の手袋がないとかなり辛いです。

タイヤチェーンを収納する入れ物に一緒に入れておくといいですよ^^

解氷スプレー・解氷ウィンドウォッシャー

吹雪の夜、ヘッドライトに雪がついて前が余計見えづらくなっていることに気づかず、外灯のない真っ暗な夜道をを半べそをかきながら運転したのが1年前の1月。

横に積み上げられた雪の壁を頼りに運転するのですが、脇道もなく止まることもできず(止まるのは危険なため)心底怖い思いをしました。

その後もヘッドライトはよく凍り、前が見えにくくなったことが何度もありました。

解氷スプレーは氷を解かしてくれるスプレーです。

この存在を知っていればここまで怖い思いはしなくて済んだかも知れません。

解氷スプレーの成分はアルコールなので無水エタノールに水を足すだけで簡単に出来ます(3:1)

アルコールですから、除菌・消毒・清掃などにも使えるので、特に車中泊をする方は1本持っておくと何かと便利です。

ただし、この解氷スプレーはゴムを溶かしてしまうのでフロントガラスには使わない方がいいとのこと。

私はヘッドライトやミラーに使うようにしています。

解氷ウィンドウォッシャーと言うものもあります。

ガソリンスタンドのお兄さんの話によると、解氷スプレーに比べてアルコール濃度が低いのでワイパーゴムを傷めないとのこと。

もちろん洗浄剤も入ってるので、解氷ウィンドウォッシャーで窓の汚れを取ることも氷を解かすこともできます。

ただ、フロントガラスは暖房+デフロスターで解かすのが一番いいようです。

一番いけないのはお湯をかけること。

温度差でフロントガラスが割れてしまうからです。

またフロントガラスカバーと言うものもあります。

それでも走行中にフロントガラスが凍って前が見えなくなることもあるので、その場合は解氷ウィンドウォッシャーで氷を解かしつつ、デフロスターも併用します。

7停止表示板(三角表示板)

よく事故車の後方に置いてある三角の赤いやつですね。

車載義務はないのですが、高速道路などで停止する場合は設置義務があるので、事実上車載しなければいけません。

いつ事故やトラブルに巻き込まれるか分かりませんし、後続車に追突されるのも嫌ですから(後続車にとっても知らされないのは迷惑)必ず車載しておきましょう。

あると便利で安心なアイテム6

ここからは必須ではないものの、あると安心・便利なアイテムのご紹介です。

スノーワイパーブレード

スノーワイパーブレードはブレードの部分がゴムで覆われているので、雪が詰まったり凍ることがありません。

この存在を知ったのはつい最近のことです。

去年は凍ったワイパーブレードを無理やり動かしたために、モーターが壊れて修理代が高くつきました(T ^ T)

とはいえ、今までにも雪国を走ってきましたが、ワイパーブレードが凍ることはありませんでした。

特にその日は寒い日だったからかも知れません。

私の周りで(雪の降らない地域に住んでる人)スノーワイパーブレードまでつけている人はいません。

スノーワイパーブレードはブレードとゴムが一体型になっているため、お値段が高めです。

たまにいく程度であれば、ここまで変えなくても。。。と正直思うのですが、モーターが壊れると、もう変えないと怖いです。゚(゚´ω`゚)゚。

この時は解氷スプレーも解氷ウォッシャー液も使ってませんでしたから、モーターに余計負荷をかけたように思います。

スノーワイパーブレードはネットでも買えますし、雪国のスタンドに行けば必ず置いてあります。

付け替えは簡単です。

ゴムの部分が柔らかく劣化が早いので、ノーマルタイヤに戻すタイミングでワイパーブレードも付け替えるようすると長持ちするでしょう。

脱出マット

二駆でスタックした時に自力で楽に脱出したければ持っていた方が安心なアイテムです。

スタックの状況によっては脱出マットでは脱出できない場合もあります。

その時はタイヤチェーンをつけて脱出を試みますが、それでもダメな場合は牽引ロープで引っ張り出してもらうしかありません。

10牽引ロープ

一度、雪の側道に入ったら道が波打っていて亀の子状態(地面の凸部にクルマの底面が乗って動けない状態)になり、身動きが取れなくなったことがあります。

その時は広い道路に出て、通りすがりの車に牽引ロープで助けてもらいました。

たまたまその車が牽引ロープを持ってくれていたので助かりましたが、どちらも持っていなければ助けてもらうことは出来ませんでした。

去年は夏の浜辺でスタックした友人の車を引っ張り出すのに使いました。

冬に限らず使えるので、あれば何かと安心です。

ただ、こちらは他の車がいないと助けてはもらえません。

他の車が全く通ってくれないかも知れませんし、電波が届かない場所だったり、電波が届いてもロードサービスを呼ぶとかなりの時間待たなくてはいけなくなることもあります。

まだ持っていませんが、電動ウィンチやチェーンブロックの購入も検討もしています。

11予備ガソリン

時々大雪の影響で大渋滞になり、数日間身動きが取れなくなるというニュースを見ますが、ニュースに上がらなくてもそのような状況に陥ることはあります。

去年はスノボ帰りの峠道で大スタック祭りが開催され、下山に7時間くらいかかりました。

そんな時に限ってガソリンがないんです。

もうヒヤヒヤでした><

それ以来、冬の雪山に行く時は予備ガソリンを積んでいくようにしています。

今の所、ガソリンを入れ損ねて困っている友人に分けてあげたくらいしか使ってませんが、冬にガソリンのない車に長時間閉じ込められるほど心細いことはありません。

使わないで済むに越したことはありませんが、備えあれば憂いなし、です。

12ジャンプスターター

以前はブースターケーブルを車載していましたが(バッテリーが上がった時に他の車につなげてエンジンをかける)他の車に依存するため、今は自力でエンジンをかけることができるジャンプスターターを車載しています。

このジャンプスターターには何度もお世話になり、大変助かりました。

ライトもつきますし、モバイルバッテリーとしても使えるので1台は載せておくと安心です。

自然放電しますので、いざという時に使えないことのないよう、定期的にバッテリーチェック&充電が必要です。

13 非常食(カセットガス 、ガスコンロ、コッヘル) 

先ほどお話しした雪山での大渋滞で、下山した先のコンビニで何か買おうと立ち寄ったら、おにぎりやパンの類は全て買い漁れて棚が空っぽになっていました。

コンビニがあればまだいい方で、ない場合もあるかも知れません。

1日や2日食べなくても死にはしませんが、寒い上に食べ物もないとなると精神的に辛いです。

私は車中泊をするので、無洗米やフリーズドライの味噌汁なども積んでいますが、チョコレートや行動食(栄養補給のために食べる携帯食料)を載せておくと安心です。

また寒い冬は温かい食べ物が食べれるだけで心底ホッとします。

水とともにインスタントのコーヒーやスティックタイプの甘い飲み物が飲めると気持ちも落ち着くでしょう。

そのためにはカセットガス 、コンロ、コッヘルなどが必要になってきますが、行動食だけでも十分です。

ダッシュボードの中に忍ばせておくことをオススメします。

最後に

いかがでしたでしょうか?

雪道を走るのにこんなにも装備が必要なのか、と思われる方もいらっしゃるかも知れません。

でも最初から知っていれば余計な恐怖心も味わわなくて済んだし、お金もかかりませんでした。

私の場合はひと気のない山奥に行くことがあるので、自力でなんとかできる方法を常に考えていますが、通常であればそこまで考えて準備する必要はないと思います。

雪道は何が起こるか分からないので本当に怖いです。

でも一番怖いのは「慣れ」が引き起こす過信による事故と言います。

雪道はビクビクしながらでも慎重に運転するくらいがちょうどいいかも知れません。

それにプラス装備を車載しておけば少しは安心できるのではないでしょうか。

詳しい装備の説明動画はこちら↓↓↓

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です